「父は平和な世界を望んでいたに違いない」。伊達市出身の佐藤真琴さん(81)=仙台市=は、終戦後に中国で戦病死した父と叔父の無念を思い、伊達市霊山町の実家近くの共同墓地に笠(かさ)地蔵と碑を建立した。戦後80年を迎えるこの夏、佐藤さんは2人を慰霊しながら不戦の願いを新たにした。 佐藤さんの父忠七さんは農家の長男で出征を猶予されていた。しかし、戦況の悪化により召集され、1944年に中国戦線に赴い...
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