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古墳から出土「蕨手刀」展示 国見町あつかし歴史館で特別展

2025/08/19 12:10

国見町の古墳群で出土した蕨手刀などを観賞する来館者ら

 国見町あつかし歴史館特別展「大木戸6号墳出土の蕨手刀(わらびてとう)」が同館で開かれており、来館者が出土した刀と復元した刀を観賞している。入場無料。9月28日まで。町歴史まちづくりフォーラムと同町の主催。

 蕨手刀は柄の形がワラビに似ている特徴を持つ古代の刀。同町の蕨手刀は大木戸6号墳の箱式石棺から出土したとされ、奈良時代(8世紀後半)のものと推定されている。

 特別展では出土した全長39.8センチの刀と、鍔(つば)と鞘(さや)を展示。2024年度の民間の復元プロジェクトで、刀鍛冶の職人が製作した鉄製の復元刀なども並んでいる。

 23日午後1時半からは、同町の大木戸ふれあいセンターで講演会も開かれる。復元刀を製作した、川俣町教育委員会で古代製鉄研究所村下(むらげ)の吉田秀享さんと刀匠藤安将平さんが解説する。参加費無料。定員40人で、事前申し込みは不要。

 特別展の時間は午前9時~午後4時半。毎週月曜日は休館日(祝日の場合は翌平日)。問い合わせは同フォーラム事務局・町企画調整課(電話024・585・2967)へ。

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