福島県会津坂下町などで生産されている極わせ米「瑞穂黄金(みずほこがね)」の収穫作業が20日、同町で始まった。契約農家でつくる農業生産法人会津みずほ農場が作付けする約10ヘクタールのうち、2.5ヘクタールの水田で黄金色の稲穂を刈り取った。
瑞穂黄金は「ひとめぼれ」から出た突然変異の品種で猪俣徳一商店が銘柄登録している。コシヒカリなどと比べ、1カ月弱ほど収穫時期が早く、会津みずほ農場の猪俣泰司社長(75)は「食卓で新米のおいしさを実感してほしい」と話した。
収穫した瑞穂黄金は9月上旬~中旬ごろに県内のスーパーなどで販売される。米穀卸売業の東北むらせによると米価高騰の影響で店頭価格は昨年の5キロ当たり2780円から上昇する見込み。