復興庁が浜通りに開設を検討している新たな拠点は福島県双葉町に整備される見通しであることが21日、関係者への取材で分かった。
新拠点は出先機関である福島復興局の体制強化の一環で整備を検討しており、福島復興局長に次ぐ新設の「副局長」を常駐させる方針だ。
町内は特定帰還居住区域の避難指示解除などを控えており、復興庁は東京電力福島第1原発事故からの復興の最前線に新拠点を設けることで、被災地の課題の迅速な把握や情報共有、復興の加速化につなげたい考えだ。
福島復興局は福島市の本局のほか、富岡、浪江の両町に支所があり、富岡町には避難者の帰還支援などに取り組む帰還・移住等環境整備センターを設置している。