郡山市下白岩町の水田にリアルなかかしが今年もお目見えし、稲の生育を見守っている。
制作したのは同市の農業大和田正幸さん(75)。田んぼの稲をスズメなどから守ろうと、十数年前から毎年、工夫を凝らしたかかしを制作している。今では遠くからも見に来る人が後を絶たないという。
今年は60アールの田んぼに計23体のかかしを設置。アルミ製の配管で制作した鳳凰(ほうおう)のほか、空飛ぶバイクに乗った子どもかかしや馬の頭かかしなどが新たに登場した。馬の頭には鐘が付いており「何事も”うま”く今日も安全にとの願いがこもっています」と大和田さん。毎日、鐘を鳴らしていく人もいるという。かかしは10月中旬ごろまで設置予定。