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「眠育、食育、足育」…3年目の調査開始 福島医大、平野小中と連携

2025/09/02 08:50

足の指の力を測る児童

 福島医大は8月26日、福島市の平野小で「眠育、食育、足育」に関する3年目の調査を始めた。同校と平野中と連携して児童生徒の経年変化を調べ、調査結果を基に健康指導を行っており、そもそも病気を生み出さない環境を構築する「0次予防」を実証する。

 調査には全校生504人が参加。足の指の力を測定したり、ランドセルと同程度(約5キロ)の荷物を背負った場合と通常時の歩幅や姿勢を比べたりして「足育」を調べた。睡眠や食生活のアンケートや体筋肉量を分析して「食育」「眠育」の状態を評価した。

 今後は12月に調査結果を児童と共有した上で、健康指導に入る。来年度以降も調査を継続する予定で、同大保健科学部理学療法学科の楠本泰士(やすあき)准教授は「子どもが自分の体の状態を知り、家庭で生活習慣を振り返ってもらうことが重要だ。10年間継続するのが目標。同様の取り組みが全国にも広まれば」と話した。

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