15日の「敬老の日」を前に、県は12日、県内の100歳以上の高齢者(1日現在)が前年より118人増えて過去最多の1794人となったと発表した。本年度中に100歳の誕生日を迎える人は1045人で、前年の808人から237人増えて初めて1000人を上回った。
県内の100歳以上の高齢者数の推移は【グラフ】の通り。30年連続で前年を上回り、最多を更新し続けている。記録が残る1970年は5人だったが、96年に100人、2016年に1000人を超えた。
1794人の内訳は、男性228人(前年比10人増)、女性1566人(同108人増)で、女性が全体の87%を占めている。年齢別では、100歳が758人(同77人増)で全体の40%を占めた。101歳が441人(同13人増)、102歳が262人(同5人減)と続いた。
市町村別で見ると、いわき市が最多の249人(同19人増)で、福島市の233人(同16人増)、郡山市の195人(同5人増)と続いた。町村では、南会津町が47人(同8人増)で最も多かった。
県内の最高齢者は女性で109歳の渋川ハチヨさん(下郷町)。男性は郡山市の108歳で、氏名を公表していない。
厚生労働省の統計によると、都道府県別で本県の100歳以上の高齢者数は20番目、人口10万人当たりでは102.93人で25番目だった。