23日午前7時10分ごろ、福島市佐原字神事場のあづま総合運動公園付近にある河川敷で「クマ1頭を目撃した」と散歩中の70代男性から福島署に通報があった。同署によると、クマは体長約1.5メートル。河川敷から公園の方向に移動したという。その後のクマの行方は分かっていない。
公園を管理する県都市公園・緑化協会によると、この日は通常通り開園した。同協会は巡視の回数を増やすなど警戒を強化するとともに、利用者に注意を促している。公園内では8月に観光客の男性がクマに襲われてけがを負い、一時閉園した。現在はクマが近づかないような対策を取り、全面開園している。