カメラメーカーが競うように新製品を開発した高度経済成長期、市場拡大に伴ってカメラは一気に普及し、一家に1台の時代になった。とはいえ、フィルムや現像代はまだまだ高く、観光地やイベント会場といった特別な場所で撮るもの。現代のように、日常生活に浸透したアイテムではなかった。 当時、カメラマンは「写真師」と呼ばれていた。先生を意味する「師」が付く理由は、1862年に国内で初めて写真館が開設されて以来...
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