バドミントン女子シングルスパリ五輪代表の大堀彩さん(29)=会津若松市出身=を招いた「あいづっこバドミントン教室」は5日、同市で開かれた。世界で活躍した大堀さんから市内の中学生が競技の楽しさや上達のこつを学んだ。
大堀さんが同市のバドミントン教室で講師を務めるのは初めて。市が地域部活動推進事業の一環として開催し、市内の中学校の男女バドミントン部員約80人が参加した。大堀さんのほか、地域指導者の会津オリンパスバドミントン部の選手が講師を務めた。
基礎練習や大堀さんとの模擬試合が行われ、参加者が一流の技術を間近で体感した。大堀さんと模擬試合で対戦した若松五中2年の女子生徒(14)は「コートの隙を狙ったショットがすごかった。大堀さんの動きを参考に練習したい」と話した。
教室に先立ち、市スポーツ協会から大堀さんに市スポーツ特別賞が贈られた。大堀さんは「皆さんに支えられて夢を実現することができた」と感謝し「誰にでもチャンスはある。努力して夢をかなえてほしい」と中学生にエールを送った。
大堀さんは今年、福島民友新聞社の「第35回みんゆう県民大賞」のスポーツ賞を受賞した。