福島税務署は6日、大相撲荒汐部屋の若元春関と若隆景関(ともに福島市出身)を税金のキャッシュレス納付推進大使に委嘱した。2人は「どすこい!キャッシュレス!」をキャッチフレーズに、スマートフォンなどを使った納付手続きの普及拡大を支援する。
同税務署と県、県内金融機関などは27日、キャッシュレス納付の推進に官民一体で取り組むための共同宣言を発表する予定。相撲界では懸賞金の一部を口座振込にするなどキャッシュレスの取り組みに理解が広がっており、郷土力士である2人の協力を得て県内でも機運を高めようと大使に委嘱した。税務署によると、キャッシュレス納付推進関係での大使委嘱は全国初の取り組み。
委嘱式は東京・日本橋の荒汐部屋で行われ、草野貴弘署長と東邦銀行の二階堂均事務企画部長が2人に委嘱状を交付した。若元春関は「安心してキャッシュレス納付を利用できるよう取り組みを盛り上げていきたい」、若隆景関は「福島の皆さんと一緒に盛り上げていく」と誓った。