全日本吹奏楽コンクール、磐城高が銅賞

　第７３回全日本吹奏楽コンクールは１９日、宇都宮市文化会館で開かれ、福島県から高校の部に出場した磐城は２年連続の銅賞を受賞した。吹奏楽部の原田恭佑部長（３年）は「結果は悔しいが、持っている力は出し尽くした。このメンバーで全国の舞台に立てたことを幸せに思う」と振り返った。

　演奏曲は課題曲「マーチ『メモリーズ・リフレイン』」（伊藤士恩作曲）と自由曲「パガニーニ・ロスト　イン　ウィンド」（長生淳作曲）。メンバーは１０年ぶりの金賞受賞を目指して、校内での練習のほか、市内のホールで音の響きを確認するなどして本番に臨んだ。原田部長は「ステージでは心が通い合っている感じがした」と話し、５５人で奏でた“磐高サウンド”に胸を張った。

　３年生１８人は今大会で引退となる。原田部長は後輩に対し「部活を精いっぱい楽しんでほしい。自分たちが成し遂げられなかった全国での金賞受賞を期待したい」とエールを送った。

　コンクールは全日本吹奏楽連盟などの主催。高校の部には全国から３０校が出場した。