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宮泉銘醸・會津宮泉が最優秀 インターナショナル・サケ・チャレンジ2025

2025/10/25 08:25

「丁寧な酒造りを続けてきたことが評価された」と受賞を喜ぶ宮森専務

 日本酒の国際化に向けた鑑評会「第19回インターナショナル・サケ・チャレンジ2025」の審査結果が24日発表され、本県から宮泉銘醸(会津若松市)の「會津宮泉 純米吟醸」が純米吟醸酒部門で最優秀の「トロフィー賞」に輝いた。

 トロフィー賞は各部門の金賞銘柄から選ばれる。このほか本県では大吟醸・吟醸酒部門の金賞に末廣酒造博士蔵(会津美里町)の「大吟醸 玄宰」が選ばれた。また銀賞1銘柄、銅賞2銘柄が受賞した。

 審査は9月に行われ、熟成酒、大吟醸・吟醸酒、純米大吟醸酒、純米吟醸酒、純米酒、プレミアム酒、スパークリング酒の各部門で金賞、銀賞、銅賞を決めた。トロフィー賞の授賞式は来年2月20日に行われる。

 県内の銀賞、銅賞受賞酒次の通り。

 ◇大吟醸・吟醸酒 ▽銀賞=「會津宮泉 大吟醸 鑑評会出品酒」(宮泉銘醸)

 ◇純米大吟醸酒 ▽銅賞=「會津宮泉 純米大吟醸 鑑評会出品酒」(宮泉銘醸)

 ◇純米酒 ▽銅賞=「會津宮泉 純米酒」(宮泉銘醸)

 丁寧な酒造り評価

 トロフィー賞を受賞した宮泉銘醸の宮森大和専務は「国際的な鑑評会で最高賞のトロフィーが取れて光栄。丁寧な酒造りを続けてきたことが評価された」と喜んだ。

 受賞酒「會津宮泉 純米吟醸」は、適度な酸味と甘みのバランスが良く、深いこくがありながらもすっきりとした味わいになっている。宮森専務は「若い蔵人が頑張っており、受賞は励みになる」と話し「酒造りを取り巻く環境は厳しいが、酒造りの技術を追求して良い酒、おいしい酒を提供し続けていく」と力を込めた。

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