福島県は5日、県内のインフルエンザの流行が「注意報」レベルに入ったと発表した。昨年より約1カ月早い。
県が同日公表した感染症発生動向調査週報(10月27日~今月2日)によると、県内48カ所の定点医療機関当たりの報告数は15.98人と前週の約2.5倍に増え、注意報の基準(10人)を上回った。
保健所別の1定点当たりの報告数は相双(32.67人)と県北(30.50人)が30人を超えたほか、福島市(29.57人)、県中(16.00人)、郡山市(13.11人)も10人を上回った。
新型コロナウイルス感染症は1定点当たり3.79人で、前週(3.92人)から減った。激しいせきが続く「百日ぜき」は10人の感染報告があった。
県は手洗いの励行やマスクの着用などの感染対策を呼びかけている。
