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秋の伝統行事「富岡えびす講市」 広がる町民の交流の輪

2025/11/10 09:20

餅投げの催しでにぎわう会場=富岡町・学びの森駐車場

 富岡町の秋の伝統行事「富岡えびす講市」が8日、町文化交流センター「学びの森」周辺で開かれた。餅投げなどの催しが繰り広げられ、町民の交流の輪が広がった。町商工会などでつくる運営委員会の主催。

 えびす講市は1923年に始まり、東京電力福島第1原発事故に伴う避難で中断したが、2017年に復活した。今年で95回目を数える。昨年から町文化芸術祭、福祉まつりなど各種イベントと同時開催する「富岡秋まつり」と銘打って実施している。

 会場には物品販売のブースが並び、遠藤一善町商工会長は「多くの来場者があり、にぎわいや盛り上がりをつくれた」と喜んだ。町民の女性は「町の復興がもっと進むことを願う」と語った。

 9日は同所で町教委主催の「富岡秋まつり」が開かれ、「ドラえもんショー」、「木原実・そらジロー防災教室」、お笑い芸人や大道芸のステージなどが行われた。

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