新型コロナウイルス対策の国の雇用調整助成金約6670万円を不正に受給したとして、福島労働局は12日、いわき市の建設業「プロテクト」の助成金支給を取り消したと発表した。処分は11日付。
労働局によると、同社は2020年4月~23年3月、従業員が勤務していた実績があるにもかかわらず、新型コロナの影響で休業したなどと虚偽の申請を繰り返し、助成金を不正に受給していた。取り消し処分に伴い、同社は5年間、各種助成金を受給できなくなる。
同社は福島民友新聞社の取材に、支給申請の誤りを認めた上で「事務手続きの認識が低かったことは理由にはならないので、受給した助成金については返還金が決まり次第、返金する」とした。
