南相馬市長選、現職・門馬和夫氏３選出馬へ　今月下旬にも表明

　任期満了に伴い来年１月１１日告示、同１８日投開票で行われる福島県南相馬市長選で、現職の門馬和夫氏（７１）＝２期＝は３選を目指して立候補する意思を固めた。今月下旬にも正式表明する見通し。市長選への出馬意向を明らかにしたのは門馬氏が初めてで、現時点でほかに候補者擁立に向けた動きは表面化していない。

　門馬氏は１６日、福島民友新聞社の取材に「（出馬を）前向きに考えたい。子育てや医療を軌道に乗せ、常磐道南相馬鹿島サービスエリアの整備など未来に向けて頑張っていきたい」と３選出馬に向けて意欲を示した。門馬氏は既に、後援会や市議から出馬要請を受けている。

　門馬氏は南相馬市原町区出身。東北大工学部卒。市経済部長や市立総合病院事務部長を歴任。市議１期を経て、２０１８年の市長選で当時の現職を破り初当選。２２年も同じ相手との一騎打ちを制し再選を果たした。