県警に寄せられた1~10月のクマの目撃件数は1415件、人的被害は17件20人となり、いずれも過去最多を更新した。県警が18日、発表した。
◇出没マップや関連ニュースはこちら→
2020年からの目撃件数と人的被害者数は【グラフ】の通り。10月までの目撃件数と人的被害はともに前年同期の2倍を超えている。地域別の目撃件数は会津が764件と全体の半数余りを占め、中通り583件、浜通り68件と続く。人的被害はジョギングや散歩などの移動中の被害が多いとしている。
今月に入っても目撃情報などは寄せられており17日現在で1766件、人的被害も21件24人まで増えた。今月は柿やリンゴなどを食べる姿が多く目撃されているという。
県警は、クマの目撃や人的被害は午前5時~同9時、午後4時~同7時が多いとし、この時間帯の外出には十分な注意が必要としている。また、改正国家公安委員会規則が施行され、警察官によるライフル銃でのクマの駆除が可能になったことについて「本県においても必要な準備を進めていく」とし、検討する考えを示した。
