幸楽苑、30年までに直営店数を50店増　現在は347店

　幸楽苑（郡山市）は２０日、直営店数を２０３０年までに現在の３４７店から約５０店増となる４００店に拡大する目標を明らかにした。オンラインで開かれた２５年９月中間決算説明会で、新井田傳（つたえ）会長・社長らが発表した。

　新井田氏は「東北のロードサイドには４０～５０店舗程度の出店余力がある。東北を中心に関東までの既存商圏に集中出店する」と方針を説明。その上で「本年度末には不採算店舗がゼロになる。従業員と顧客満足度を高め、さらなる業績向上につなげる」と述べた。

　同社はこれまで、７年ぶりの新規出店となる「道の駅国見あつかしの郷店」（国見町）を７月に開店するなど、業績好調を背景に２９年３月期までに２３店舗を新規出店する方針を示していた。

　９月中間決算は、売上高が１４４億４７００万円、経常利益が７億５４００万円、純利益が５億８４００万円だった。