郡山市阿久津町で伝統野菜「阿久津曲がりねぎ」の収穫作業が最盛期を迎えている。生産農家の橋本昌幸さん(73)方の畑では、橋本さんと長男典彦さん(49)親子が収穫作業を進めている。
5月に植えたネギを夏場に掘り起こし、手作業で1本ずつ斜めに植え替える「やとい」により、太く柔らかい曲がりネギに育った。地元保存会の会長も務める橋本さんは「夏の猛暑で一部生育に遅れもあったが、柔らかさと甘みは上々。鍋か炒めて塩こしょうで食べるとおいしい」と話した。
阿久津曲がりねぎは地域の農林水産物のブランドを守る地理的表示(GI)保護制度に登録されており、市内のスーパーなどでGIマークを付けて販売される。収穫は来年2月中旬まで続くという。
