沢井製薬は20日、大阪市の本社研究開発本部で保管していた劇物のカセイソーダ(水酸化ナトリウム)約20グラムを紛失したと発表した。実際に研究で使用し、適切に記録していなかった可能性が高いと説明。沢井製薬は「多大なご心配をおかけし深くおわび申し上げる。再発防止に向け、より一層の安全管理に努める」とコメントした。
沢井製薬によると、使い切った後に開封することになっている新しい容器に使用した形跡があったという。使い切ったとみられる紛失した容器は、管理規則に従って洗浄し産業廃棄物として処理したと推定し「周辺の環境に与える影響はない」としている。