小泉進次郎農相は22日、沖縄県の離島では輸送費などでコメが高額になっているとの例を挙げ「本当に危機感を持った」と語り、価格の地域差に対応する必要性を示した。農林水産省で幹部職員らを前に訓示した。
小泉氏は「国民の皆さんが求めているスピード感で結果を出して、信頼回復を必ず果たそう」と呼びかけた。備蓄米の放出方法は、一般競争入札から随意契約に変更する。高額な地域を中心に契約を進め、価格引き下げを図るとみられる。
これに先立ち、「コメは買ったことがない」と失言して更迭された江藤拓前農相と農水省で面会し、事務引き継ぎ式に臨んだ。両氏は握手し、江藤氏が小泉氏に引き継ぎ書を手渡した。