東日本大震災や東京電力福島第1原発事故を経験した福島県沿岸部の浜通り地方と、昨年の能登半島地震や豪雨で被災した石川県の関係者が22日、大阪・関西万博の会場で対談した。登壇者は「誰でも人生は『何か起きれば復活する』の繰り返しだ」などと復興への前向きな思いを語った。
経済産業省が主催する「福島復興展示」の一環。対談で、石川県輪島市で輪島塗の製造販売を手がける桐本順子さん(60)は「復興できると信じて過ごしている状況を共有しに能登へ来てほしい」と語った。
一般社団法人「東の食の会」の高橋大就専務理事=福島県浪江町=は「福島と能登が復興を成し遂げれば、日本社会の構造が変わる」と話した。