【クアラルンプール共同】中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)、アラブ産油国の湾岸協力会議(GCC)は27日、3者による初めての首脳会議をマレーシアの首都クアラルンプールで開いた。関税発動で国際社会を混乱させるトランプ米政権に、世界人口の約4分の1を占める巨大経済圏で対抗。連携して貿易の多角化を狙う。
世界経済の不確実性が高まっており、関税措置で2国間交渉を進める米国を念頭に、3者は多国間主義の重要性を確認。トランプ大統領が今月中旬、サウジアラビアなど中東歴訪で巨額の経済協力に合意した後の開催となった。
経済やエネルギー安全保障、デジタル分野などでの協力が主要議題となった。