28日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=144円台前半で取引された。
午前10時現在は前日比39銭円安ドル高の1ドル=144円12~14銭。ユーロは32銭円安ユーロ高の1ユーロ=163円32~40銭。
財務省が国債発行を減らすとの観測を手がかりに、日米金利差の拡大を意識したドル買い円売りが優勢となった。米国株高を受けて投資家のリスク回避姿勢が後退したことも相対的に安全な資産とされる円を売る動きにつながった。
外為ブローカーは「週明け以降142円台から円安が進み、利益を確定させる動きも出た」と指摘した。