日産自動車は29日、米国で早期退職の募集を始めたと明らかにした。対象人数などの詳細は明らかにしていないが、事務系部門や完成車工場の従業員が対象になるとみられる。13日に公表した世界で2万人を削減する計画の一環。
米国では昨年も早期退職を募っているが、業績の低迷を受けて追加で人員削減する。米国では人気のあるハイブリッド車の商品展開が遅れており、厳しい事業環境が続いている。
国内でも7、8月に2007年以来18年ぶりに早期退職を募集する予定で、4月に就任したイバン・エスピノーサ社長の下で経営の立て直しを急いでいる。