【北京共同】中国商務省は7日夜、レアアース輸出を一部許可したとの報道官談話を発表した。対象となる企業名は明らかにしていないが、5日の米中両首脳の電話会談などを受けて輸出管理を緩め始めたとみられる。
談話では「ロボットや新エネルギー車といった産業の発展に伴い、各国で民生用レアアースの需要は拡大している」と指摘。「責任ある大国として法に基づいて輸出審査を行う」と述べた。他国からは手続き処理が滞っているとの不満が出ており、審査体制を増強する方針も明らかにした。
トランプ米大統領は中国の習近平国家主席との電話会談後、レアアースに関して「もう問題にならないだろう」と述べていた。