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フリー記者の請求棄却、東京地裁 会見参加巡り

2025/06/30 17:00

 東京地裁

 鹿児島県庁で2020年にあった知事の就任記者会見への参加を妨害され、精神的苦痛を受けたとして、フリージャーナリストの男性2人が、会見を主催した記者クラブの幹事社だった共同通信社と同社の鹿児島支局長(当時)ら2人に計220万円の賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は30日、請求を棄却した。

 2人は寺沢有氏と三宅勝久氏。衣斐瑞穂裁判長は、記者会見は記者クラブの主催で、2人がクラブの規約に定められた手続きをとることなく会見に参加を求めたと指摘。記者クラブ側が、手続きをしなかったことを理由に会見場への入場を拒否した行為は「秩序維持の観点から必要で適法」と判断した。

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