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台風15号、静岡県で線状降水帯 和歌山に再上陸、太平洋側で大雨

2025/09/05 13:29

 気象庁

 台風15号は5日未明に高知県宿毛市付近に上陸し、午前9時ごろには和歌山県北部に再上陸した。太平洋側を中心に広い範囲で大雨が降り、気象庁は5日午後、静岡県の中部と西部で線状降水帯が発生したと発表した。台風は5日夜にかけて東日本の太平洋側を東に進み、6日朝には関東の東で温帯低気圧に変わる見込み。引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要だ。

 気象庁によると、東海と関東甲信では線状降水帯が発生し、災害の危険度が急激に高まる恐れがある。台風や高気圧の縁を回る暖かく湿った空気に加え、本州付近に延びる前線の影響で、非常に激しい雨や猛烈な雨が降った場所があった。

 5日午前は、奈良県下北山村で1時間に84・5ミリ降り、同地点の観測史上最大に。宮城県気仙沼市と同県石巻市の雄勝でも3時間降水量が過去最大になった。

 JR東海によると、東海道新幹線は5日、愛知県や静岡県で雨量が規制値に達した影響で、運転見合わせとなる列車が出て、ダイヤが乱れた。

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