政府は29日、子どもや若者の安全なインターネット利用に向けた対策の工程表を発表した。生成人工知能(AI)を使ってポルノ画像を偽造する「性的ディープフェイク」の被害が交流サイト(SNS)などで広がっているとして、実態を把握した上で対策を強化する。2026年度中に具体策を検討してまとめる。
こども家庭庁と警察庁が被害実態を調査。内閣府が司令塔となって26年夏ごろに対策の中間取りまとめを行う。サイト管理者への削除依頼の強化なども検討する。
性的ディープフェイクは、実在する人物の卒業アルバムなどの顔写真を使ってAIで作成した偽の性的画像や動画。SNSでの拡散などが指摘されている。