【モスクワ共同】中央アジア・キルギスのジャパロフ大統領は2007年の憲法改正で廃止した死刑について、未成年者への強姦や女性に対する強姦殺人での適用復活を検討するよう大統領府高官に指示した。大統領報道官が1日、発表した。
タス通信などによると、キルギスではかつて銃殺による死刑が存在した。1998年に2年間の一時停止を導入。数回の延長を経て、07年に廃止した。
キルギスでは9月下旬に北部在住の少女(17)が40代の男に強姦されて殺害される事件があり、ジャパロフ氏の監督下で捜査。大統領報道官によると、ジャパロフ氏は子供や女性に対する罪は処罰なしに済まされるべきでないと考えている。