【プラハ共同】チェコで3~4日に実施された下院(定数200)総選挙は4日、開票作業が始まった。事前の世論調査では、いずれの政党も獲得議席で過半数に達しない見通し。バビシュ前首相が率いる最大野党のポピュリスト政党「ANO2011」が比較第1党となる勢いで、ANO2011を軸に他党との連立協議が始まるのが濃厚となっている。
早ければ、日本時間4日深夜にも大勢が判明する。バビシュ氏は、フィアラ首相率いる現政権のウクライナへの積極支援や、防衛関連支出を国内総生産(GDP)比5%に増やす方針を批判。連立協議の行方次第で、これまでのチェコの親EU、親NATO路線が転換する可能性もある。