【モスクワ共同】ロシアで最近、北朝鮮ビールの販売が始まった。極東ウラジオストク拠点の流通業者「ボストーク・エネルギヤ」が7月30日に輸入税関の手続きを完了した。同社によると、ロシアで初めての商業流通で、ウラジオストクなどの小売店が取り扱っている。近年のロシアと北朝鮮の良好な関係を象徴する動きと言えそうだ。
販売が始まったのは北朝鮮北東部の経済特区、羅先で製造されるビール「豆満江(トマンガン)」。ラガーと黒の2種類あり、500ミリリットル瓶で店頭価格は160ルーブル(約290円)前後。ロシア製ビールと同等の値段だ。
同社のブシク社長が昨年、羅先のビール工場を視察、試飲し興味を持った。