23日午前8時20分ごろ、札幌市西区の公園にヒグマ2頭がいるのを市職員が見つけた。公園は住宅地に近く、市は「緊急銃猟」を行うため、周辺の通行制限や屋内避難を呼びかけたが、近隣住民1人が現場近くに接近したことから中断し、駆除に至らなかった。
2頭は住宅地と山の境目にある公園に居座った。市は午前9時過ぎに「市民への緊急の危険があり、銃猟以外に危険を排除することができない」と判断。緊急銃猟のために「周辺の通行禁止や避難誘導を行う」と公示した。
現場近くの住宅には市職員が戸別訪問し、警察官が家から出ないよう呼びかけるなど安全確保の措置を進めたが、現場近くに住民1人が現れたことで中断。2頭は山林方向に立ち去った。