正月の縁起物としておせち料理を彩る塩かずのこの初競りが21日、大阪市中央卸売市場(大阪市福島区)で開かれた。最高落札価格は、米国やカナダ産の1キロ当たり1万2千円で、昨年より高かった。
午前9時に開始の鐘が鳴ると、仲買人らが威勢の良いかけ声と共に塩かずのこを競り落とした。競りは約5分で終了。入札に参加した大清金田商店の佐藤雅之社長は「物価高で厳しい環境が続くが、かずのこを食べて良い正月を過ごしてほしい」と話した。
市場では高級品として知られる北海道産のほか、米国やカナダ産を取り扱う。競り落とされた塩かずのこは、関西のスーパーや百貨店などの店頭に並ぶ。
