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米、G20首脳宣言に反発 禍根残しサミット閉幕

2025/11/24 00:14

 【ヨハネスブルク、ワシントン共同=小林まりえ、小田島勝浩】日米欧の先進国に新興国を加えた20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は23日、南アフリカのヨハネスブルクで2日間の討議を終えて閉幕した。トランプ米政権は、G20が米国の合意を得ずに初日の22日に首脳宣言を強行採択したことに反発。気候変動問題に関し、米国を暗に批判する表現に特に不満を抱いている。来年の議長国である米国への引き継ぎ式は行われず、禍根を残す会議となった。

 高市早苗首相は23日の討議で「分断と対立ではなく、共通点と一致点を見いだし、G20全てのメンバーで課題解決を進めよう」と呼びかけた。

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