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韓国の国民的俳優ハン・ヒョジュの魅力に迫る 『匿名の恋人たち』小栗旬の恋の相手役に抜てき

2025/10/04 12:20

  • エンタメ総合
Netflixシリーズ『匿名の恋人たち』より

 動画配信サービス「Netflix」で、日韓共同制作された新作ドラマ『匿名の恋人たち』が、今月16日に配信開始となる。俳優・小栗旬の13年ぶりとなるラブコメ復帰作として注目を集める本作で、恋の相手役に抜てきされたのは、韓国を代表する国民的俳優ハン・ヒョジュだ。彼女にも大きな関心が寄せられている。

【画像】キュートなハナ(ハン・ヒョジュ)の場面写真

 ハン・ヒョジュは2006年、19歳でドラマ『春のワルツ』で主演に抜てきされ、翌年の『華麗なる遺産』(09年)で国民的スターへ。その後、『トンイ』(10年)で歴史ドラマの顔となり、韓国国内外で広く支持を得た。

 映画では『ビューティー・インサイド』(16年)での清新な演技が評価され、19年には米国ドラマ『トレッドストーン』でハリウッドデビュー。日本語での演技にも挑戦し、映画『太陽は動かない』(21年)などの日本映画にも出演。近年はドラマ『ムービング』や映画『毒戦 BELIEVER 2』でアクションに挑むなど幅を広げ、三大演技賞(百想芸術大賞、青龍映画賞、大鐘賞)すべてで主演女優賞を受賞する実力を示してきた。

 そんな彼女にとっても久しぶりのラブストーリーとなる本作は、大人世代の純愛を題材にしたロマンティックコメディ。潔癖症で人に触れられない製菓メーカーの御曹司・壮亮(小栗)と、視線恐怖症を抱える天才ショコラティエ・ハナ(ハン・ヒョジュ)が出会い、不器用ながらも愛おしい恋を育んでいく。ハン・ヒョジュは、好きなチョコレート作りを通じて心の均衡を保ち、不器用に愛を模索するハナを、繊細で透明感あふれる演技で体現した。

 9月に開かれた「第30回釜山国際映画祭」の〈オンスクリーン部門〉に正式招待され、小栗とハン・ヒョジュがそろって登壇。自然体で信頼感あふれる2人の姿はSNSでも反響を呼び、2人の大人かわいい“カップルケミ”が世界的に話題となった。同映画祭でハン・ヒョジュは、新設されたコンペティション部門の審査員を最年少で務めあげた、多彩で魅力あふれる人物だ。

 月川監督によれば、起用のきっかけは偶然のビデオ通話だったという。「たまたま本作のプロデューサーとヒョジュさんがTV電話をしていた際に小栗さんと一緒に出くわして、電話を切った後に“電話の向こうにハナがいたよね!”と話したことがきっかけだったんです」と振り返る。

 ヒョジュ自身も、「久しぶりのラブストーリーだったので、恥ずかしい!と思う瞬間もいっぱいありましたが、演じていく中で私自身がハナにすごく癒されました」と思い入れの強いキャラクターとなったと明かしている。この度あわせて公開された場面写真&メイキングカットからも、そんなハナのチャーミングな一面が垣間見える。

 さらに、準備期間を含めると約1年にもわたる撮影期間を乗り越えてきた月川監督は「ヒョジュさんは小栗さんと一緒になって現場を明るく盛り上げてくれました。小栗さんも“彼女が一緒じゃなかったらここまでやれなかった”とおっしゃっていたくらい、とにかくずっと前向き。でも時に現場でハッとするようなアイディアもくれる、すごい俳優さんでした」と称賛。

 そんな彼女をそばでずっと見てきた小栗自身も、慣れない日本での撮影現場でひたむきに努力し続けるその姿に「本当にすごく頑張ってくれたヒョジュの存在が大きかった」と絶大な信頼を寄せている。

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