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反戦作家、体制へ皮肉 エーリヒ・ケストナー作 酒寄進一訳「独裁者の学校」

2024/12/21 11:00

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(岩波文庫・715円)

 没後50年に加えロシアのウクライナ侵攻などで反戦を貫いた作家の側面が改めて注目を浴びている児童文学作家ケストナーが独裁政治を皮肉った戯曲だ。  ドイツをイメージさせる、ある国が舞台。そこでは、大統領が暗殺されたときに備えて、何人もの替え玉が養成されている。大統領を取り巻いていた側近たちが、自分たちの権力を維持するために作り出したシステムだ。そこには、この仕組みの裏をかくことでクーデターを試みる...

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