書名のサンティアゴ・ラモン・イ・カハールは人物の名前だ。「神経科学の父」と呼ばれる、スペインの科学者である。19世紀後半から20世紀初期、生物の神経の仕組みを研究し、1906年にノーベル医学・生理学賞を受賞した。本書は、その偉大な学者の伝記絵本だ。 ただし、本書は彼の科学的な功績についての解説書ではない。副題は「芸術を愛したいたずら少年がノーベル賞科学者になるまで」。芸術的、直感的なアプローチで...
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