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天下分け目、東北でも 松永弘高著「奥羽関ケ原」

2025/09/27 09:30

  • 有料記事
(小学館時代小説文庫・803円)

 日本史の有名な出来事の一つに天下分け目の戦い「関ケ原の合戦」がある。だが中身をどの程度知っているかというと心もとない。現在の岐阜県西部で、徳川家康率いる東軍と、毛利輝元を総大将とする西軍がぶつかり合った―が大多数の日本人の認識だろうが、実は本県を含む東北地方南部でも1600年、東西の激突に呼応した天下分け目の戦いが行われていたのだ。  本書は、そんな東北の関ケ原「慶長出羽合戦」を描いた時代小説...

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