21歳で結婚し、夫の古里である飯舘村での暮らしが始まった。結婚後しばらくは、保有していた洋裁技術関係の準2級の資格を生かし、村内の縫製工場で働いていた。製図や裁断、丸縫いなどの工程をこなせていたので、長泥地区の新工場では指導役も務めた。 ただ、工場で流れ作業をこなすよりも、一から自分で作るような仕事の方が自分の性格に合っていたので、次第に自分の中で独立の気持ちが芽生えていった。 ある時義父からこ...
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