いいたて雪(ゆき)っ娘(こ)を絶対に途絶えさせない。 2011年3月の震災と原発事故後、知人が営んでいた長野県白馬村の旅館へと自主避難した。避難生活を送る中で何もしないわけにはいかないと思い、4月からは夫と共に茨城県阿見町のカブ農家へ出稼ぎに行っていた。飯舘村が計画的避難区域に指定されて全村避難となった後は、5月に福島市に移り住んだ。 「いいたて雪っ娘の種をまかなきゃ」「畑を早く借りないと」。避...
この記事は会員専用記事です
残り618文字(全文818文字)
続きを読むには「みんゆうプラス」の会員登録もしくは
「福島民友新聞購読」の申し込みが必要です。