桧原湖の北岸に位置する桧原本村(ほんそん)と呼ばれる集落で生まれた。先祖の家は会津米沢街道の宿場町として栄えた桧原宿にあったが、1888年の磐梯山噴火で川がせき止められて桧原湖が誕生し、桧原宿は水深約15メートルの湖底に沈んだ。住民はそれぞれ三つの地域に移転し、その中の一つが桧原本村である。 幼稚園の入園前には今も生活する湖岸の南側に引っ越したので、桧原本村での暮らしはうっすらとした記憶しか...
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