しっとりした空気と初夏の風が心地よい6月上旬。「こーい、こいこいこい!」。新緑に囲まれた水田で動き回る約100羽の小さい「お友達」に向かって私は声を張る。私の声に気が付くと、一仕事を終えた友達がピヨピヨと鳴きながら足元に集まってくる。この働き者の友達は、私たちと一緒にコメを作っているアイガモだ。 私は故郷の会津若松市北会津町で13代目の農家として、水田にアイガモのヒナを放し飼いにする「アイガモ農...
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