結婚を機に、故郷の関西から郡山市に引っ越した。今から13年前の2010年、大阪や都内では女性医薬情報担当者(MR)が増え始めた時代だった。東北という広いエリアで、女性MRの存在は同業他社を含めても珍しかった。 赴任のあいさつをするため、県北のとある診療所を訪問した。男性医師から「女をよこすとは何事だ」と門前払いされた。昭和時代にタイムスリップしたのかと思った。私は「これが東北の洗礼なのか」と冷や...
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