「絶対にかまぼこ屋にはならない」。そう自らに誓ったあの頃からおよそ30年。現在は祖父が創業したいわき市の老舗かまぼこ店の3代目として精魂込めてかまぼこを摺(す)る日々を送る。 摺るとは、原料である魚の身を細かくなるまで練り込み、混ぜること。そうすることで魚の身の力は最大限に引き出され、おいしいかまぼこができる。 当社のフラッグシップ商品で第72回全国蒲鉾(かまぼこ)品評会で最高賞の農林水産大臣賞...
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