32歳の時に、貴千に入社した妻の理沙と結婚した。笑顔がすてきで仕事にも誠実に向き合っていた。私の一目ぼれだった。世間的には珍しいことだろうが、理沙が入社して2週間、つまり出会って2週間でプロポーズに至った。理沙はまだ20歳だった。 互いに結婚することに対しての不安はなかったが、理沙の両親はそうはいかなかった。結婚を認めてもらおうと理沙の両親の元にあいさつに上がるも、理沙の父親は「早過ぎる」と首を...
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