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県中でも農業施設被害 大雪で県、会津と合わせ計753棟倒壊

2025/02/22 09:50

 会津を中心に被害をもたらした大雪で県は21日、新たに県中地方でも農業施設への被害を確認したと明らかにした。会津と県中地方の計16市町村でパイプハウスや倉庫など753棟で倒壊などの被害があった。けが人は5人増え、重軽傷者合わせて41人だった。住宅の一部破損は16棟増えて53棟に上った。

 県は、住宅付近で雪崩の危険性がある場所の点検を完了し全314カ所で雪崩災害の恐れはなかった。25日から3月上旬にかけて2回目の点検を行う。また、災害救助法適用による住宅屋根などの除雪は19日時点で514件が完了。除雪完了期限は今月末までとしていたが、進捗(しんちょく)状況を踏まえて期限の延長を検討する。

 県庁で開いた会議で内堀雅雄知事は「住宅被害も雪解けに伴い増えることが想定される。応急修理や応急仮設住宅の供与の準備を進める必要がある」と述べた。

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