福島県いわき市のいわきワシントンホテル椿山荘で22日に開かれた第16回いわきサンシャインマラソンのウエルカムパーティーでは、県内外から参加した大勢のランナーが多彩なイベントを楽しんだ。
実行委員会の会長を務める内田広之市長が「給水エリアでは地元の特産物を用意している」と歓迎の言葉を述べた。サッカーJ2のいわきFCを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長は大会オフィシャルパートナーとしてあいさつし「力強く続く大会に関われることを誇りに思う」と語った。
参加した東京都杉並区の行政書士(59)は同市出身で、第1回大会から出場しているといい「沿道の応援が印象的な大会。当日は楽しみながら走りたい」と意欲を語った。福島民友新聞社から中川俊哉会長と野崎広一郎社長が出席した。
野口みずきさん、柏原竜二さん いわき応援大使に
ウエルカムパーティーの席上、大会ゲストランナーを務める野口みずきさんと柏原竜二さんが、いわき市からいわき応援大使に任命された。内田広之市長が委嘱状を手渡した。
いわき応援大使は各界で活躍している同市出身、市ゆかりの人に市のPRなどをしてもらうことを目的に委嘱される。現在37人と2団体が務めている。
野口さんは「サンシャインマラソンといえば江名港の大漁旗と太鼓の応援。ついつい踊ってしまう」と大会の魅力に触れ、柏原さんは「全国各地の大会でいわきというワードを聞くとうれしい。ゲストランナーで良かったと思う」と地元愛を語った。
上手な走り方を指導 第一生命女子陸上部
第一生命グループ女子陸上競技部は22日、いわきサンシャインマラソン協賛イベントとしてランニング教室を開き、子どもたちが上手な走り方を学んだ。
地域貢献活動の一環で、子どもたちの健康増進につなげようと毎年開いている。いわき市の21世紀の森公園いわきグリーンベースを会場に、小学生約40人が参加。同陸上競技部元選手の鈴木恵子さんと垣見優佳さんが講師を務め、効率的に地面に力を伝える走り方などを熱心に指導した。
大会運営用車両、日産が無償貸与
大会に協賛する日産自動車グループは、大会運営用として車両7台を無償貸与した。福島日産自動車と日産プリンス福島が、電気自動車などを用意。当日はタイムの表示板を掲げる本部車や審判長車などとして使用される。
いわき市のいわき陸上競技場近くの駐車場で22日、日産自動車の西尾亮介東日本リージョナルセールスオフィス東北グループエリアパフォーマンスマネジャーが赤津俊一市観光文化スポーツ部長に車両を引き渡した。西尾マネジャーは「電気自動車は環境にもランナーにも優しい車。スポーツを通じて福島を盛り上げたい」と話した。