政府が基本方針で重視した首相官邸などで除染土壌を使う試みは、停滞する再生利用に率先して取り組むことで国民の関心を喚起し、後に続く動きを活発化させたい狙いがある。ただ、官邸は警備が厳重で訪問者は限られ、各省庁も区役所などの公共施設と比べて都民らの出入りは乏しく、利用状況が関係者以外の目に触れる機会は少ない。関門となっている安全性の浸透にどう結び付けるのかが課題だ。 理解の進展は困難 原発事故から1...
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